Javaの需要が高い分野の一つにサーバーサイドがある。Javaにはセキュリティ面が堅牢で処理速度が速いという特徴があるため、Webシステムにおけるサーバーサイドの処理に最適なプログラミング言語として人気があるのだ。また、スマホアプリ市場でも人気だ。世界的に需要が高いAndroid用のアプリはJavaを使用したものが多いという傾向がある。また、近年Androidアプリの開発で使用が高まっているKotlinという言語があるが、こちらもJavaと相互運用が可能であるため、アプリ市場におけるJavaの将来性は高いと考えてよいだろう。

エンジニアがJavaを学んでおくメリットは3つある。1つ目は、世界中で知名度が高く人気のプログラミング言語だからだ。Javaは歴史が古く、これまで世界中で使用されてきたという実績がある。これだけで浸透しているということもあり、今後Javaのプログラムが他の言語に置き換えられるということはそうそうないだろう。2つ目は、他の言語取得時にも応用できる点である。Javaの持つ機能や概念は、他のプログラミング言語でも応用可能だ。そのため、最初にJavaを習得しておけば、その後のスキルアップを効率よく行うことができるというわけである。そして3つ目は、保守案件があるという点だ。もし今後Javaが他のプログラミング言語に置き換えられてしまうという事態が発生したとしても、現在使用されているシステムのメンテナンスの仕事は残ると予想される。つまりJavaエンジニアの仕事が0になる可能性はとても低いのだ。